いよいよ開幕しました、海トラウトの季節。
僕もこの釣りを始めて、もう20年以上たちます。
もしよければ、僕がこの釣りを始めたきっかけ(昔話記事)も合わせてどうぞ。
先日12月23日、僕もお休みだったので、今季初の海アメ・海サクラを釣るべく日本海に出発しました。
天気予報とライブカメラを交互に睨みつける!
12月23日、10日前の天気予報では絶好の釣り日和。
しかし、当日に近づいてくると、どんどん予報が悪化。
釣りあるあるですね。
そして迎えた23日朝。風と波の予報は決して良いとは言えません。
実は前日までは、天候悪化が予想されたため、太平洋側でロックでもやろうかな~?なんて考えていました。
でも、ちょっと諦めきれずに上ノ国町のライブカメラを覗いてみることにしました。
ライブカメラに映るのは椴川海岸。
すると、釣り出来そうな雰囲気。
更に念のため、江差のライブカメラも覗いてみると、やっぱり釣り出来そう。
ここから朝8時~8時20くらいまで天気予報とライブカメラを睨みつけて、日本海に行くか行くまいか悩みます(笑)
僕が20代の頃は、どんなに悪天候でも、波が高くても、冬の休日には絶対に日本海釣行を慣行していたものですが、弱くなりました😅
さんざん悩んだ挙句、「やらずに後悔するより、やって後悔しよう!」と日本海へ出発!
きっと波もそれなりに高いし、風も強いと思ったのですが、ずっと楽しみにしていた釣行。
8時半に家を出て、向かうは上ノ国「寅の沢海岸」です。
上ノ国海岸到着。
僕の家から上ノ国町まではおよそ1時間半くらいですが、上ノ国町の有名ポイント「寅の沢海岸」まではもう少しかかります。
ということで、到着は大体10時半を少し過ぎるくらいでした。
海アメ・海サクラマスを狙うにあたり、チャンスの時間帯といえば、日の出前後。
いわゆる「朝マズメ」ですね。
この時間を過ぎると帰ってしまうアングラーの方もいらっしゃいますね。
個人のライフスタイルで朝マズメで切り上げて帰らなくてはならない方もいらっしゃると思いますが、僕は逆で、朝マズメがほぼ無理で、代わりに日中の釣りがメインとなります。
確かに朝マズメはチャンス大。
しかし、日が完全に昇ってからでも釣れます。
というか、そう信じないと釣りに行けないです(笑)
というわけで、お待ちかねの寅の沢に到着しました。
吹きすさぶ西風、そして、強まる波。でも負けない!
ポイントに到着して、最初の感想。
「風強ぇ…、波高ぇ。」
それしかなかったです。
この釣りは風と波との戦いといっても過言ではありません。
確かに風は真正面からの強烈な西風、そして波は背丈より少し高いところまでしぶきが上がっています。
「昔はもっと悪いコンディションの中でも釣りを楽しんでいたじゃないか!」
と自分を奮い立たせ、タックルを準備します。
本日はタックルは、
- ロッド:シマノ エンカウンターS106ML
- リール:シマノ サステイン4000XG
エンカウンターは総合的なバランス(遠投性能、感度、操作性等)が非常に良く、ブランクスにはハイパワーX、リールシートにはCI4+が採用された…
とカッコよくインプレしてみたいところですが、それはまた今度にします。
でも、一言だけ。
とにかく軽くて、遠投性能抜群!
そして、海が荒れているときも魚の繊細なアタリが分かるほど感度が良い!
とにかく扱いやすくて、初心者の方にもおススメです。
一言では終わりませんでしたね😅 スミマセン。
そして、ルアーをセット。
パイロットルアーはこちら。
こちらのルアーは、ヒラメ狙いでは人気のあるルアーですね。
多分海アメ・海サクラで使用している人はあんまりいないかも。
僕も今年からヒラメ狙いで使用しているのですが、まだソゲしか釣ってません😅
でも、小ぶりで35gなので、飛距離は抜群。
ブレードのフラッシングは集魚効果あり。
まさに海アメ・海サクラを狙える要素は揃っています。
早速自信をもってキャスト開始!
思った通り、風に負けずにビューンと飛んでいきます。
メインラインはPE1.5号ですが、問題なしです。
小ぶりなので風の抵抗も少なく、キャストのストレスも少ないです。
着水後波に馴染ませたのち、ミディアムスピードで巻きます。
波にもまれて、このサイズだとアピールが不足しているかもしれなかったのですが、フラッシングのアピールに期待し、キャストを続けます。
そしてノーバイトのまま1時間後…。
遥か沖(数㎞沖)ではカモメがイワシを狙って海にダイブしています。
日中だとカモメの動向がはっきり見えてやる気も出るし、状況もしっかり把握することができます。
「やはりダメかも…。」
と、チラッと思いましたが、頑張ってキャスト継続。
アピール力が不足している可能性を考えて、ジャーク&フォールに切り替えてみました。
すると数投目、
あっさりホッケゲット。
久々の日本海で、しかもこの荒れ模様の中釣れた1匹。
めちゃくちゃ嬉しかったです!
本日のパターンは「ジャーク&フォール」で決まりかも⁉
この日のジャーク&フォールの「フォール」には、とにかく時間をかけました。
海が荒れていたこともあり、波にもまれてフォールスピードが遅くなってしまっていたので、アピールが足りなくなるのを防ぎます。
とキャストを続けますが、その後お昼12時40分くらいまでノーバイトに終わりました。
怒涛の海アメ5匹!
その後風も波も弱まる気配はなかったものの、カモメたちは沖合で元気よくイワシを捕食している模様。
しかもさっきホッケも釣れたし、これま頑張ればまだ釣れると信じ、キャスト続行!
しかし後が続きません。
そこで、今まで少し波が落ち着いているところでキャストしていたのですが、思い切って、波が高くて濁りがキツい離岸流でやってみることにしました。
これが正解‼
ただ巻きでいきなり3バイト!
全部バラシ(笑)
これでノーフィッシュで帰ったら、絶対に寝れなくなる!
そんな時に足元を見ると、
打ち上げられたカタクチイワシ。
触ってみると、少し硬くなっています。
早朝に打ち上げられたイワシっぽいです。
「ベイトが居れば、フィッシュイーターは必ず釣れる!」
俄然やる気が出てきました‼
それからしばらくの間アタリがなくなりましたが、ジャーク&フォールで粘ると…。
「ヒャッホーイ‼」
海岸で一人興奮(笑)
今季初の海アメは40㎝程度でしたが、とても嬉しい一尾でした!
そして更に!
こちらも同じくらいのサイズ。
でもやっぱり、嬉しいですね~(・∀・)ニヤニヤ
海が荒れていたこともありましたが、とにかく引きがヤバかったです。
そして、これは個人的な感想ですが、荒れていたほうが海アメの反応は良い気がします。
海サクラとは逆ですかね?
その後しばらくアタリがなくなり、
「やっぱりアピール力が足りないかも?」
と考え、ルアーチェンジ。
某釣具店で売っていた、超僕好みの格安ジグ「直伝ジグ 40g」に変更。
僕は二十歳くらいから、あの超有名ジグ「ドラッグジグ」を使用していますが、この直伝ジグは、そのドラッグジグをベースに作られたそう。
ドラッグジグは当時確か、1個200円前後で買えましたが、今は300円くらいで買えます。
ドラッグジグも直伝ジグも(株)マルシン漁具さんから販売されていますが、なんて言ったって、お財布に優しい上に、めちゃくちゃ釣れる。
今はダイソージグも評判ですが、僕は少し高くても、ドラッグジグと直伝ジグ派です(笑)
余談ですが、昔はパッケージに「ジグ」ではなく、「ヅグ」と表記されていたので、僕は今でもヅグと呼んでいます。
この直伝ジグは泳ぎもフォールも高いジグに比べても遜色ありません。
ただし、40gになるとフォルムが大きくなるので、少しキャストが難しくなります。
ドラッグジグも直伝ジグも、どちらも優れたルアーなのですが、もし気になるようでしたら、コーティング(ウレタンドブ漬け等)とか、フックやリングの交換もしてもよいかと思います。
というわけで、直伝ジグのピンクに切り替えてキャスト再開。
もう時間が13時を過ぎていたので、様子を見るのはやめて、いきなりジャーク&フォールです。
すると、
こんなに海アメがヒットしたのは何年ぶりでしょうか!
全て40~50㎝とギリギリ中型サイズでしたが、
「今日来てよかったー‼」
心から思いました(∩´∀`)∩
海アメをキャッチしていた間にもバラシは数回ありました。
実は僕はアワセが超ヘタクソ😅
もう40年も釣りしていながら、ここまで進歩しないのはお恥ずかしい限りです。
そんな僕でもこんなに釣れてしまうというくらい、この日は状況が良かった!
もちろん、風や波はかなりあれていましたが、シーズン開幕して間もないという事もあり、魚もスレておらず、非常に釣り易かったです。
その後少し早かったのですが、15時で終了。
とても充実した釣行となりました!
昔の釣行を少し振り返って。
今回の釣行は、まぁまぁのタフコンディション。
波の高さ2.5~3m、風速8m程度の状況でした。
今はそんな状況で釣りする人はあんまりいらっしゃらなくなったと思います。
ですが、僕が海アメを狙い始めたころには、もっとすんごい悪天候のバッドコンディションでも、海アメ狙いのアングラーは沢山いらっしゃいました。
嘘みたいな話ですが、波の高さ5mでもいました(笑)
ですが、数年前から海サクラが流行し始めた頃から、波風が強い日のアングラーの数が減ったような気がします。
海サクラは波の落ち着いている時のほうが釣り易く、そして、その頃からこの釣りを始められた方にとっては、荒れた海に釣りに行くメリットがないのかもしれません。
僕も正直、吹きすさぶ風に向かって、波をかぶりながら釣りをするのは疲れます😅
でも、海アメはやはり「波風あってこそ」だと僕は思います。
無理は禁物ですが、皆様も一度安全に気を配ったうえで、荒れた海でモンスター海アメを狙ってみてはいかがでしょうか。
出会える確率は高くありませんが、海サクラにはない面白さがありますよ!