前々回の記事で、サクラマスの思い出話記事を書きましたが、
11月に入ってヒラメシーズンが下火になってからサクラマスを狙えるシーズンまでの1~2か月間、僕はロックフィッシュをメインターゲットとして道南の茅部方面に頻繁に足を運びます。
先日12月9日も、ロックフィッシュを狙いに大船町~臼尻町に出発しました。
やっぱり大船は、釣れる。
近年、僕はロックフィッシュを狙うポイントを数か所程度に絞っています。
ロックフィッシュはあまり回遊しない魚。
僕は日中の釣りがメインで大体良くても10時くらいが釣行スタートとなります。
すると、先行者がいらっしゃるポイントに後発で入ったりすると、そりゃ釣れないですよ。
大体の方が朝早くから釣られていますので、僕は皆様がすでに釣った後に入ることになりますから、間違っても最初に有名ポイントに入ることはありません。
この日も、最初に入るポイントはおよそ僕しかやらないポイント。
こんなめんどくさいところでやるのなんて、僕しかいないです(笑)
というわけで、今回も最初の詳しいポイントはシークレットです。
大船っていう地名だけ公開。ごめんなさい。
ポイント到着。そして期待通り釣れる。
ポイントに到着後、すぐに準備に入ります。
といっても、僕の場合は大層な準備があるわけではなく、準備開始からリグのセットまでおよそ2分。
僕はとんでもなく横着なので、一応テキサスリグなのですが、フリリグのように、シンカーストッパー等は使用していません。
そしてポイントに立ってすぐにキャスト。
車から一番近い個所からのキャストは、ことごとくノーバイトでした。
「もしかしたら先行者が居るかも?」
と思いながらも、5分ほどキャストした後に左側へ転回していきます。
左に5~7m程移動して、キャスト開始。
すると、
すんごい雑な写真😅
テトラの上での写真で、なかなか上手く撮れませんでした。
ワームはもちろんガルプ!
(写真)
僕はガルプ!大好き人間(笑)
限られた時間の中、しかも短時間で釣果を出さなければならないので、最も反応が早く出るガルプを主に使用しています。
ガルプを使っていると、「反則だ」とか、「エサで釣ってるのと変わらない」とか言われちゃったりするのですが、僕はそんなこと全然気にしません(笑)
だって、いつ釣りにけるのかもわからないし、潮や時間帯の条件が悪い中で短時間で結果を出さなくてはならなかったりすると、手加減している暇はありません!
いきなり必殺技で勝負して、ダメなら即移動。
この後も、
と順調に釣り続きます。
このうち1匹は、釣り上げた後の処理がヘタクソで、出血が多かったため持ち帰ることにしました。
全てガルプ!のリフト&フォール。
一か所では粘らず、1匹釣れたら5m程移動してキャストを繰り返します。
1時間半での釣果なので、まずまずではないでしょうか。
臼尻漁港でハイシーズンのカジカ狙い。
大船でポイントを一通り歩き終わり、ここでの釣果がそろそろ期待できなくなってきたので、いよいよこの時期ならではの「カジカ」を狙いに行くことにしました。
カジカといえば晩秋~冬。
この時期カジカは、産卵のためにかなりの浅瀬まで岸寄りしてくるのですが、食欲がえげつない(笑)
例え口の中に満杯にエサが入っていたとしても、ワームにアタックしてくるほど。
今はカジカを狙うアングラーも多くなり、また、海水温が上昇していることもあって、昔ほど釣れなくなりましたが(昔はサルでも釣れました)、それでも、場所とワームをしっかりと選べば比較的簡単に釣ることができます。
という事で、カジカ狙いでは有名なポイント「臼尻漁港」に移動しました。
ここはカジカの他にも、アブラコやソイといったロックフィッシュやカレイやヒラメの魚影が濃いポイント。
その分アングラーの数も多く、少しプレッシャーの高い漁港です。
今回は臼尻漁港の船揚げ場付近で狙ってみることににしました。
僕なりのカジカ狙いの楽しみ方。
カジカ狙いで使用するリグは、やはりテキサスリグなのですが、重さとワームのサイズが違います。
カジカ狙いでは5~10gくらいの軽めのシンカーに、4~6インチの少し大きいサイズのワームをセットして狙います。
僕はこれが大好きなんです!
この時期のカジカはとにかく食欲が旺盛なのですが、アタリは繊細。
食いついた瞬間に反転するわけでもないので、アタリが小さいのが特徴。
ハードルアーで狙っている方は「ドフッ!」という独特のバイトを感じることができるようですが、この軽めのシンカーと大きいワームで狙った時のバイトは本当に微かか、ゼロ。
このゼロの時のドキドキ感がたまらないのです!
何らかのアクションをさせた後にフォールさせて着底させ、少し放置。
そしてまたアクションさせようとした時に、ワームが動かない…。
「カジカがかかっているのか、それとも根掛かりしてるのか。」
まるで宝箱を開ける前の心境。
ここがたまらないのです‼
分かりますかね?😅
かなりマニアックな感覚なのですが、これこそがカジカ釣りの醍醐味だと僕は考えています。
なので、わざとかかっているのにバイトがないように放置してる時間を長めにしたり、糸をわざとフケさせたりしています。
でもこの釣り方、結構釣れます。
一度是非試してみてください。
カジカ釣りは、夜釣りがおススメです。
ビッグなカジカがヒット!
今回使用するワームは、ジャッカルのチャンクロー。
始めて使うワームですが、とっても釣れそうです。
基本的にはホッグ系を多用します。
ホッグはボリュームがありますし、普段カジカが好んで捕食しているカニやエビ等の甲殻類に似せる意味でも出番が多いワームです。
シンカーは10g。
30メートル程キャストしてボトムを細かくリフト&フォールさせながら狙っていきます。
フォールさせた後は、5~10秒程度放置し、またリフトさせるを繰り返します。
カジカはあまりリフトさせると追いついてこない場合があるので、海底から50㎝くらい離すイメージでしょうか。
最初の2投目までは生命感ゼロ。
3投目はフォールをフリーフォールからカーブフォールに変更して狙っていきます。
すると、
久々なのに、40㎝オーバー!
これが釣りたかった!
普段は持ち帰らないのですが、今回はこのカジカも持って帰って食べてみることにしました。
カジカは皆様もご存じの通り、「鍋壊し」の異名を持つ魚。
カジカを鍋料理に調理すると、あまりのおいしさに鍋をつつきすぎて壊してしまうというお話からついた名だそうです(諸説あり)。
久しぶりにこの「鍋壊し」をいただきました。
記事の最後に調理後の写真を掲載しておきます。
残念ながらこの後、カジカを釣り上げることはできませんでしたが、足元の岸壁際にワームを垂らすと、20㎝くらいのカジカがワームをくわえたり離したりして、まるでアメでもしゃぶっているかのような光景を楽しむことができました(笑)
カジカは岸壁近くに沢山いるのですが、この様子を見て、カジカのバイトやどのように接近してくるのかを勉強することができます。
もしカジカを釣ってみたいけど、まだあまり釣ったことのない方は、岸壁近くでカジカを観察してみるのも一つの方法かと思います。
アブラコ&カジカのお料理。
今回の釣行では久々にアブラコとカジカを持ち帰って食すという、僕にしては珍しい内容となりました。
ロックフィッシュはめったに持って帰らないので、どのように料理するか不安でしたが、丁度嫁のお義父さんが家に来ていて、捌いていただきました。
嫁のお義父さんは料理人。
素晴らしい包丁さばきで「あっ‼」という間にアブラコはお刺身、カジカはブツ切りとなってお味噌汁の具材となりました。
アブラコのお刺身は超コリッコリ。
カジカ汁は出汁もでて美味しかったのですが、それより驚いたのが、コラーゲンなのでしょうか、余った汁を冷蔵庫で保管して、翌日取り出したらビックリ!
汁がプルップルに固まっていたのです!
たった1匹のカジカでこれほど汁が固まるとは…。
皆様もカジカを釣った際は、是非カジカ汁を試してみてください。
釣って楽しい!食べて美味しい!
大きいサイズ(40~50㎝)1匹あれば大人4人くらいが十分に美味しく頂けますので、キャッチ&リリースしながら楽しんでみてください!