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3月~5月にかけての海サクラ・海アメはどう狙う? 春におススメな意外な場所5選。

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北海道道南は、3月ともなれば気温も上昇。

暖かい日差しや道端に芽吹くフキノトウが、いよいよ春の訪れを予感させてくれます。

海サクラ・海アメをターゲットとするアングラーの皆様の中には、魔の2月(釣れない2月)は釣りをお休みしていた方も多いのではないでしょうか。

僕の釣りはこの頃になると、2月の猛吹雪の中での釣りから解放され、釣行回数も次第に増え始めるのですが、2月から3月に入ると、ポイント選択が一気に変化します。

今回は、僕がこれまで海サクラ・海アメ釣行を重ねてきた中で、他のアングラーの皆様があまり狙わないであろう、「意外な場所」を紹介させていただきます。

アングラーの手が届いていないという事は、プレッシャーが低く、魚が溜まっているケースもあります。

そんな、意外な場所で釣れる理由の一つに考えられるベイトについて、また、その意外な場所も特長を踏まえた上で合計5か所紹介します。

海サクラ・海アメを狙う時の「意外な場所」と関連する、ベイトの変化と動向。

重要なベイト・鮭稚魚の降海後の動向について

海サクラ・海アメのベイトとして、1月中はカタクチイワシ、2月はヨコエビやオキアミ、といったベイトを意識している方は多いと思います。

では、3月に入ってからのベイトといえば、やはり鮭の稚魚。

鮭の稚魚は、早ければ3月中旬くらいから、漁港付近で目視で確認できるケースがあります。

鮭の稚魚は降海後、漁港周辺や磯に隣接した浅瀬や磯等のストラクチャーに、身を寄せ合うようにして集まってきます。

3月中旬以降に鮭の稚魚が漁港周辺等のストラクチャーに多く見られるようになるのは、海水温が関係しているそうです。

鮭の稚魚は、海水温(表層の温度)がある一定の温度まで上昇した時、沿岸に広く分布するようになるのですが、それが3月の中旬。

年ごとに多少ズレはありますが、いつも大体同じくらいの時期から、僕も鮭の稚魚を見かけます。

鮭の稚魚は、大体5月くらいまでは漁港で見かけることができます。

その頃になると、僕は90%くらい頭の中がヒラメの事でいっぱいになっているので、鮭の稚魚をあまり観察することはなくなるのですが、漁港の船揚げ場付近を漂っていたり、漁港の入り口から外海を行きかう姿を目にすることができます。

その後、海水温が上昇するに伴い、5月中旬くらいから、段々と姿を見る機会は減少していきます。

海サクラ・海アメにとって重要なベイトとなる鮭の稚魚

前述の通り、海サクラ・海アメにとって、鮭の稚魚は彼らにとって非常に重要な「ご飯」です。

鮭の稚魚は、遊泳力もまだまだ低く、身を隠せる場所がない限り、海サクラ・海アメのアタックをかわすのはきっと困難でしょう。

海サクラ・海アメは、か弱い鮭の稚魚を追い、2月では考えられない程により入り組んだ地形にまで分布するようになると僕は考えています。

鮭の稚魚を捕食するため、普段では考えられない程の浅場まで、海サクラ・海アメが入り込んでくることも多くなります。

1月・2月はサクラマスの跳ねる姿を目撃された方も多いと思いますが、3月は鮭の稚魚を追う海サクラ・海アメが背びれを出して泳ぐ姿を見ることができます。

海アメはその昔は鮭稚魚を食い荒らす害魚とみなされていた時期もあったそう。

(海アメはそれほど美味しい魚ではないので、商品価値がないと思われいたのでしょうか。)

それ程までに、海サクラ・海アメにとって、鮭の稚魚は重要なベイトだと言えるでしょう。

「鮭の稚魚が漁港等で目視できるのは3月中旬以降」と書きましたが、3月中旬に漁港で目撃できるという事は、もっと早い段階で生まれた河川から降海している、という事になります。

恐らく、フィッシュイーター達は鮭の稚魚の降海を待ち構えているはずです。

次に、鮭の稚魚の降海する時期に合わせた、僕がおススメする海サクラ・海アメを狙う場所を紹介します。

3月~5月 鮭の稚魚をベイトとして意識した時のポイント選び。

5月に近づくにつれて海水温が上昇すると、鮭の稚魚は沿岸を離れ始めてしまいます。

そのため、これから紹介するポイントは5月に入ると当てはまらないケースはあるのですが、ポイント選択の判断基準として、ご参考にしていただければ幸いです。

漁港 ~おススメポイント3選~

漁港は人工的なストラクチャーの代表格。

漁港と一口で言っても、大小様々ですが、道南日本海側の多くの漁港で、鮭の稚魚を目撃することができます。

(以前は、漁港内に鮭の稚魚用のイケスが設置されていましたが、現在は見かけなくなりました。採算が合わなくなってきたのですかね。)

このように書くと、どの漁港でも鮭稚魚を狙う海サクラ・海アメに出会えるチャンスがあると思われるかもしれませんが、実際にキャストしてみると、やはり釣れる頻度には漁港によって差があるようです。

最初にお願いですが、漁港は漁師の皆様のお仕事の場所ですので、車の駐車については十分に気を配っていただけますようお願いいたします。

1.江差町泊漁港周辺

僕がよく通う日本海側の漁港では、江差の泊漁港周辺が良ポイント。

ここは、以前紹介させていただいた江差の道の駅サーフに隣接していて、近くにはホームセンターやコンビニ、飲食店もあり、釣り人だけではなく、観光にも最適なスポットとなっております。

https://hitoni-start.com/junbi_amesakura_001/

眺めも非常に素晴らしく、春になると道の駅駐車場は沢山の観光客の車でひしめき合います。

道の駅サーフは浅瀬や川からの流れ込み、右側に展開すると少し深くなるポイントと、狭いながらも変化に富んでいるサーフで、鮭稚魚が浅瀬にたまるケースがあります。

漁港にも鮭の稚魚が入り込みます。

漁港の先端からルアーをキャストしてもいいし、道の駅からサーフに降りて浅瀬付近を狙うのも良いでしょう。

江差の道の駅~泊漁港までは北風に非常に強く、このポイントよりも南側が波が高い状況でも、ここなら釣りができるケースもあり、悪天候時の逃げ場としても、知っておくと便利なポイントです。

2.江差町五勝手漁港周辺

この漁港は、漁港左側の椴川海岸に隣接する漁港。

江差の道の駅から6㎞程南下したところに位置しています。

泊漁港と同じように、漁港内にも鮭稚魚が入り込みますが、僕がおススメするのは、五勝手漁港から椴川海岸に降りてすぐのワンド。

地図では相泊岬から下の部分です。

ここはかなり浅くなっているのですが、鮭の稚魚が溜まるシーズンにはサクラマスの魚影が非常に濃くなり、4月に入ると、漁港からサクラマスの跳ねを確認することが可能となります。

干潮付近だと所々海藻が海面に出るくらい浅いので、ポイントに慣れるまではルアーの根掛かりに十分に注意が必要です。

ちなみに、この五勝手漁港内に1mクラスの海アメが漁船の下で休憩しているの目撃したことがあります。

3.上ノ国町小砂子漁港周辺

五勝手漁港から31㎞程南下。

国道228号線の小砂子トンネルを抜けて海側に降りる道を下ると、この漁港に行き当たります。

この漁港の左右両サイドはサクラマスの超優良スポット。

左側のワンドに下るには、相当な体力を必要としますが、右側のワンドは比較的アクセスが簡単。

今回は右側のワンドについて紹介します。

この漁港周辺ははシーズン通して魚影が濃いのですが、漁港のすぐ傍でサクラマスやアメマスを釣ることができます。

僕がまだ20代だった頃、50㎝クラスの海アメを立て続けに5本かけたこともある程。

また、60㎝クラスのサクラマスの回遊も多く、数とサイズの両方が期待できるポイントです。

鮭の稚魚が降海するシーズンになると、漁港右側のワンドに稚魚が寄り始め、それを追うようにサクラマスの釣果も増え始めます。

磯 ~おススメポイント2選~

磯には鮭の稚魚に限らず、他の魚の稚魚や甲殻類等、海サクラ・海アメのベイトとなる生き物が豊富に生活している為、割とシーズンを通して魚を狙いやすいポイントです。

しかし、鮭の稚魚が降海するシーズンとなると、特に最初は海アメの反応が非常に良くなり、磯の周辺で海アメが爆釣するケースがあります。

特に狙い目になるのが、鮭の稚魚が降海する河川付近の磯。

付近といっても、100mとかではなく、もっともっと広範囲に考えて頂いて大丈夫です。

1.上ノ国町汐吹~長内川河口

上ノ国町の汐吹漁港左側のサーフから南に位置する長内川河口までは、歩いて攻略することができます。

結構な道のりで疲れますが、疲れるだけの価値はあります。

この間は磯と小さなワンドが連続するポイント。

3月中旬頃は海アメの魚影が非常に濃く、特に大型の海アメが連発してかかることも珍しくありません。

4月に入ると、汐吹漁港側のサーフでもサクラマスの魚影が濃くなり、海サクラ・海アメ両方を楽しむことができます。

長内川を600m程南下すると、鮭の遡上で有名な石崎川が流れており、ベイトとなる鮭の稚魚の回遊が期待できます。

2.奥末川河口~二越川河口

道南では言わずと知れた有名スポット。

コンパクトなワンドと磯が点在する両ポイントは、シーズンを通して大型の海アメやサクラマスの回遊スポットですが、これから春を迎えると、やはり鮭の稚魚を狙う大型魚の回遊が期待できます。

一昔前は、鮭の稚魚のシーズンともなればフライフィッシャーが大勢海岸に集まったものですが、今はあまり見かけなくなりました。

どちらのポイントも、ほとんどのアングラーの方がワンドをメインとしてキャストしていますが、磯や浅瀬も狙い目です。

むしろ、ほとんどのアングラーがキャストしていないことでプレッシャーが低いことから、通りかかったら、必ず一度は磯や浅瀬でのキャストをおススメします。

まだまだ可能性を秘めた優良ポイントがひしめき合う道南日本海方面。

いつの時期も同じですが、ベイトの動向に注目してターゲットを狙う事で、多くのアングラーの皆様が人気ポイントに集中している時でも、独自の視点でポイントを絞り込み、マイナーながらも超優良ポイントを開拓するとこができます。

道南の日本海地域は以前の海アメをターゲットとした環境から海サクラをメインターゲットととする環境へと変化。

SNSの普及により、海サクラの釣果情報の拡散スピードが上昇したことで、有名ポイントに人が密集する現象が多くみられるようになりました。

しかし、まだまだ道南日本海には多くの人が知らない、しかもめちゃくちゃ近場でサクラマスが釣れるポイントが沢山あります。

また、秘境と呼んでもいいようなポイントも多く存在します。

ものすごい息を切らして辿り着いた、決して誰も足を踏み入れない場所に到達した!と思ったら、おじいさんがでっかいリュック担いで釣りしていたり…。

そんな経験もあります。

そのおじいさんは、僕がへとへとになって降りてきた断崖を、そのリュックを背負って軽々と登っていきました(笑)

夢とロマンが溢れています!

次回の海サクラ・海アメの攻略法では、漁港周辺の浅瀬や磯で活躍するルアーについて紹介します。