北海小津道南地方の11月といえば、ヒラメシーズがそろそろ終盤に差し掛かるころ。僕は春から秋にかけてヒラメをメインターゲットとしていますが、今年は気まぐれ?思い付き?から、12年前に卒業した鮭釣りを再開することにしました。
12年ぶりに鮭釣りを再開した理由。
僕は20代後半頃に鮭釣りを一旦卒業しました。理由は次のようなものでした。
- 当時ロックフィッシュゲームに熱中し始めていて、季節がかぶってしまう鮭釣りよりもロックフィッシュの方が面白かったため。
- せっかちな僕には、鮭の回遊待ちの時間が耐えられない。
- エサを作るのが面倒。
- 浮きルアーで狙っていたが、仕掛けがなかなかのカオス。
以上の理由から、段々と鮭釣りから離れていくこととなりました。
※これは完全に当時の僕の主観であって、決して鮭釣りを否定するものではありません!
実は理由の③については、現在もロックフィッシュゲームで沢山のファンがいらっしゃるバークレイのガルプ!シリーズを使用することで鮭釣り卒業間際に解消していましたが、当時の僕にっとってガルプ!は高級品。
鮭釣りに消費してしまうのはもったいないと考えてしまい、結局その後、鮭釣りはロックフィッシュゲームにその座を奪われてしまうこととなりました。
そんな僕が、何故鮭釣りを再開したのかというと…
実はこのブログ、ヒラメ釣りの記事からスタートしたかったんです‼
ところが‼
何故か、ブログの登録をしたその日からヒラメには一切見向きもされず、あれよあれよという間に気づけば11月。ヒラメのハイシーズンは過ぎ去り、雪も降り始め、途方に暮れていたそんな時、知り合いから「鮭沢山釣れてるぞ~。」との情報。
ヒラメをあきらめてロックフィッシュの記事からスタートしようかと考えていた矢先の情報でしたので、意を決して鮭を釣り上げて、ブログをスタートしようと考えたのです。
一旦は上記の理由で鮭釣りを卒業した身でしたが、いざ釣行再開となると、俄然チカラがみなぎってきます!
しかし、鮭釣りに耐えられるタックルはあるものの、仕掛けがゼロ。そこで早速、仕掛けをそろえるために、函館市内の釣具店周りを始めることとしました。
釣具店で鮭釣りの仕掛け(浮きルアー)の物色開始。
そんなこんなで、11月初旬(だいぶ前)に函館市内の釣具店に足を運んで、仕掛けの物色です。
僕の昔の鮭釣りスタイルは、「浮きルアー」。道南ではお馴染みの釣り方ですが、他の地域ではどうなんでしょうね?とりあえず、釣具店の鮭釣りコーナーに一直線に向かいます。
するとどうでしょう。以前では見たこともない形のルアーが山ほどあるではありませんか!
昔はcoatac(コータック)のスプーンくらいしか見たことありませんでしたが(田舎者)、ダイワ「アキアジ サーモンロケット」、鮭男爵「ラウンド」、リセント「ぐるぐるサーモン」…
とりあえず一旦落ち着いて、中古ショップに向かうことにしました。
そこで見つけたのは、DUO「プレスベイトフュージョン ワイド 35g」のレッドシルバーバンド。
そういえば昔、知り合いがこれで釣っていたような、いないような…
2個買いました!
決め手は、重さと懐かしさと価格。大体1個600円くらいだったかな?僕のタックルに合わせるには、35gくらいが最適。
鮭釣りって昔から45gとか50gのスプーンを皆様よくご利用されていると思いますが、鮭釣り現役だった頃から30g?くらいのスプーンを使っていました。
理由は、軽いから。
でも普通に釣れてました。
なので今回も「35gで大丈夫でしょ。」と即決。
残念ながら浮きは中古ショップにはなかったので、また釣具店に戻ってルアーに見合ったサイズの浮きをルアーの個数に合わせて2個購入。
画像の浮きの右側には、テキサスストッパー(シンカー止め)を装着して浮きを固定しました。
それと無くてはならないと思われるタコベイトも2個購入。
ちょっと小さい気もしますが、こんなもんでしょう。
ラインは家に22lbのリーダーがあったので、それを使用することにしました。
僕は通年「ほぼ同じタックルで色々な魚種を狙う」というスタイル。「ほぼ」なので少しだけ変更するときもありますが、大体が2本持っているロッドのどちらかを使用し、リールは通年同じものを使用しています。
鮭用に合わせるロッドとリールは…
- ロッド:シマノ ムーンショット
- リール:シマノ サステイン4000XG
僕がほぼ通年使用しているタックルをそのまま鮭にも流用します。
そして、浮きルアーといえば、エサ。
エサは当然ガルプ!
とりあえず一通りそろいました。あとは組み合わせるだけですね。
作成:僕が準備した浮きルアーはこんな感じです。
鮭の釣り方。
僕が鮭釣りを始めたのは、今から20年以上前の道南・南茅部地区でした。
道南南茅部の定番の鮭釣りの仕掛けといえば、「浮きルアー」。
鮭釣りは主に、
- ぶっこみ(投げ釣り)
- 浮きルアー(浮き+ルアー+エサ)
- フカセ(浮き釣り)
の3つがあります。
南茅部地区での鮭釣りポイントの特徴といえば、
- 手前が海藻だらけで、鮭の回遊が少し沖。
- 遠投しても根だらけゴロタ(岩や石)だらけ。
- 結構遠浅。
以上の理由から、錘(おもり)を海底に着底させる「ぶっこみ釣り」は引っ掛かり易く、遠投しにくいフカセは沖目を回遊する鮭に届きにくい。
必然的にある程度飛距離が稼げて、着底させない浮きルアーが流行していったのでは?と勝手に解釈しています。
しかし、時々南茅部地区でも場所によっては、フカセ釣りの方を見かけるようになりました。やっぱり釣りは固定概念とらわれていては、良い釣果に恵まれませんからね。
何でもやってみなければわかりません。
いつかフカセ釣りはやってみたいと思います(やってみたら紹介したいと思います)。
ぶっこみ釣りは道具をそろえるのが難しい(高くて買えない)ので、予定はありません。
簡単!適当!浮きルアー作成‼
浮きルアーの材料。
前置きが長くなりましたが、僕が前述で購入してきた道具を組み合わせて作成したのがこちら。
まぁ、いたって普通です。
- 浮き:ダイワ アキアジクルセイダーフロート S
- リーダー:VARIVAS ショックリーダー VEP ナイロン 22lb
- ルアー:DUO プレスベイトフュージョン ワイド 35g レッドシルバーバンド
- タコベイト:釣具店で買ってきたやつ(お店で作って売ってたやつ→雑ですみません。)
使用ルアー
今回準備した「プレスベイトフュージョン ワイド」には、フックを装着できる場所が2つあります。珍しいですが、上の画像では上下別々の位置に付けています。
そして、買ってみて気づいたのですが、このルアー、なんと、ラトル入りなんです。振ってみると、カタカタと音がします。始めは「中古だし、壊れてるのかな?」なんて思っていましたが、2個目もカタカタと音がします。知り合いに聞いたら、ラトル入りとの事でした。鮭にラトルの効果あるんですかね?
浮き(フロート)の準備。
浮きからルアーまでは80㎝弱くらい。適当です。昔鮭釣りを始めて教わった時、市販のウキルアー仕掛けを使用していたら、
「魚は自分の目線から上のものしか注意しないから、浮き下は短くてい良いんだぞ。」
と教えてもらったのを思い出します。
市販の浮きルアーセットを購入すると、浮き下(浮きからルアーまでの距離)がとても長いですよね。当然色々なフィールドに対応させるため、浮き下の長さを自分で調整して使用するために、敢えて長くして販売しているのでしょう。
それを考えると、80㎝弱は短く感じる方も中にはいらっしゃるかと思いますが、状況によっては更にストッパーで短くするときもあります。
エサの準備。もちろんガルプ!
そして通常はこの他に青物やイカを使用したエサを準備するのですが、僕は根っからの横着ものなので、エサも買ってきます。それはもちろん、
- エサ:Berkley ガルプ!ソルトウォーター パルスワーム 3.2インチ カモ
同じ道南でも、津軽海峡ではエサを使用しなかったり、また、人によっては「エサなんて、おまじないみたいなもんだ。」なんて言う人もいらっしゃるくらい。
浮きルアーでの釣りにおいて、エサがどの程度の重要性を担っているのかはわかりませんが、僕はとりあえずガルプ!での実績があるので、今回も使用します。
ガルプ!を使う理由は、準備が楽な上に、「エサ持ち」が良いこと。
浮きルアーはとにかく思いっきりキャストして、しかも巻いてくる釣り。皆様エサを作る時、青物なら多くの方が塩や小麦粉をまぶしたりして水分を出して身を固くし、エサ持ちをよくする工夫をされるかと思いますが、それでも身切れしてしまう事は免れません。
しかし、これがガルプ!だとそうはならない‼
なんと、1回鮭が釣れてもまだ残っています!ずーっと使えます‼
まぁ、状況にもよりますが、エサ持ちの良さは断トツです。
以上のように、ガルプ!にはこんなメリットがあるのですが、やはりあの「臭い」が苦手な方もいらっしゃるかと思います。
もともとはバスフィッシングやロックフィッシュゲームに使用される、臭いのキツいワームですので、苦手な方にはお勧めしません。
ですが、普通に釣れます。
冷蔵庫や冷凍庫の中に釣りの餌を入れておいて妻に怒られないか心配な方には、特におススメです‼ガルプ!
なら物置保管で大丈夫です‼
ラインの準備(PEライン)。
それと個人的にもう一つ、ラインの準備。
僕は愛用のリール・サステイン4000XGにPEラインの1.2号(ピッドブル)を巻いていたのですが、ちょっと不安だったので、1.5号に巻き替えました。
多分1.2号でも大丈夫だと思ったんですが、正直キャストしてルアーが吹っ飛んでいくのが不安だったので、念のためです。
さぁ、とりあえず準備は終わりました。あとは釣りに行くだけ。
果たして12年ぶりの釣行1回目で簡単に釣れるのか!?
っていうか、あのデッドスローの釣りに耐えられるのか!?
3投目くらいからロックフィッシュゲームに移行していないか!?
等々不安要素は色々ありましたが、来る釣行に期待を膨らませて待つこととしました。
アキアジクルセイダーはS~3Lまでルアーの重量によって各種取り揃えられています。
ご使用のルアー+タコベイト+エサの重さによって、フロートのサイズをお選びいただけます。
エサはガルプ!
これは僕のやり方なので、エサにこだわりのある方にはきっと怒られるでしょう(笑)
エサづくりが面倒な方は、一度試してみるのもありかも知れません。