釣行記 | 鮭 PR

道南太平洋側・鹿部方面で鮭を狙う!仕掛けゼロからの半分初心者からのスタート‼(実釣編)

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前回の準備編の続きです。ですが、釣行日は11月10日。だいぶ更新が遅れてしまいました。

ブログの更新頻度をアップできるよう、頑張ります!

今回は、職場の先輩との二人釣行です。

いざ鮭釣りスタート!と思いきや、ロックフィッシュゲームからのスタートです。

僕が昔から鮭釣りをするポイントは2つ。今回はポイントは紹介しませんが、2つのポイントは地元ではメジャーなポイントで、特に隠す必要はないかもしれませんが、今回は遠慮させていただきます。

最初に入ったポイントは、鮭釣りでは有名なポイントですが、実はロックフィッシュゲームがとんでもなく面白いポイントです。というわけで、最初はロックフィッシュ狙いからスタート。

もちろん、タックルは前回紹介したこちら。

  • ロッド:シマノ ムーンショットS1006M
  • リール:シマノ サステイン4000XG

ロックフィッシュゲームには少しオーバースペックかと思われるかもしれませんが、このポイントでヒットするアブラコはこのくらいのスペックがないと、持っていかれます(笑)

いつか記事にしようと思いますが、僕がロックフィッシュゲーム時に

「おめぇ、その竿でなに釣る気になってるのよ!?」

と言われるくらいのゴツいロッドを使用するのは、ここでヒットするアブラコがまぁ引くこと。

太平洋側や噴火湾で釣れるアブラコは、経験的に日本海側で釣れるアブラコよりもサイズが大きい気がします。このくらいのタックルじゃなきゃ獲れないようなのも稀にいたりして、とてもエキサイティングです。

当日はお昼12時が満潮で、スタートは9時30分。満潮時に鮭を狙い、それまでの潮が動いている時間帯はロックフィッシュを狙うというストーリーです。

満潮時に鮭を狙う理由は、前回記事でも書きましたが、南茅部地区は手前側に海藻が生い茂っていることが多く、干潮時には非常に釣りにくいポイントが多いのです。

満潮になると海面が高くなり、比較的釣り易くなります。また、鮭の回遊も少し手前側に近くなるかな?という印象です。

僕はとにかく1日中釣れていないと何となく損した気分になってしまうので、ロックフィッシュを量産しつつ、その後の満潮時に鮭を1~2本上げて悠々と帰る、というストーリーを描いていました…。

ところが、肝心のロックフィッシュが全然釣れません😢

ロックフィッシュゲームは誰かが釣りをした後に同じポイントでやってみると、全く釣れないという現象が起こりますが、

「今回もそのパターンなのか?」

「いやいや、このポイントでロックフィッシュゲームするのは僕だけでしょ😅」

と気を取り直し、とりあえず10時半くらいまで粘ってみましたが、反応がないのでいよいよ鮭釣りをスタートさせます。

意気揚々と鮭釣りスタート!したものの…

さぁ、12年ぶりとなる鮭釣りスタート!

まずは浮きルアーをセットし、キャスト体勢に入ります。

セットした浮きルアーは、こちらの記事でご覧ください。

浮きルアーのキャストですが、やったことのある人ならわかると思いますが、他の釣りのキャスティング方法をそのままやってしまうと、飛びませんね😅

現役時代も大して飛ばせていたわけではありませんが、とにかく思い出しながらキャストしてみます。

僕の鮭キャスティングスタイルは、

  • まずはロッドをゆっくりと真後ろ斜め上45度まで傾ける。
  • 勢いよく右腕(僕の場合、リールを握っている手)を前面に振り出すと同時に、左手(竿尻を握っている手)を胸に引き寄せる。
  • 大体前方斜め上70~80度くらいの位置で人差し指から糸を放つ。

すると、どうでしょう。ライナーです。

とんでもなくライナーです。

全く飛びません。

恥ずかしいくらいに飛びません。

12年のブランクは恐ろしいものです。

鮭釣りは場所によっては密集地帯で行われることも多く、必然的にキャストがヘタクソな場合、周辺の方々に大変な迷惑が掛かります。

僕も始めた当初はとんでもなくヘタクソだったのですが、連れて行ってくれた師匠がその地域では結構有名なアングラーだったため、比較的周りの方々に怒られずに済みました(笑)

でもやっぱりヘタクソが恥ずかしくて、何度も何度も練習して、確か5回目くらいの鮭釣行で80㎝のギラギラに光ったメスを釣り上げたことは、今でも鮮明に思い出せる最高の思い出です。

そんなことを思い出しながら、「どんな天才にでも、最初の一歩目が必ずある!」と訳の分からないことを自分に言い聞かせながらキャストを続けます。

すると少しずつ慣れてきて、飛距離は出ないものの、ややまともに飛ばせるようになってきました。

それでも50mも飛んでいたかな?

しかし、ロックフィッシュゲーム中にも吹いていた横風がさらにいやらしさを増し、釣りずらい状況。

先輩にも声をかけ、場所を移動することにしました。

移動した先もいやらしい風!しかし!念願達成の鮭2本キャッチ!しかし!

移動したのは道南鹿部地区では超有名なポイント。

同行の先輩も、最近同じポイントでかなりの釣果を上げているので、期待が膨らみます。

早速鮭の「跳ね」が見られます。

鮭の跳ねは鮭が居る目印にもなるし、アングラーのテンションも爆上げになりますので、初心者の方には釣行合図の目安にしていただければと思いますが、鮭の場合、「跳ねているから必ず釣れる!」とはならないことだけは覚えておいていただきたいです。

いつか記事にしていこうと考えているサクラマスも、鮭同様に跳ねます。

サクラマスは海で大量のベイト(イワシや鮭稚魚等の餌)を捕食していることから、跳ねていれば高確率でその場にいるアングラーの誰かが釣り上げることができますが、鮭の場合はこの状況には当てはまることが少ないです。

鮭が接岸し、アングラーの好ターゲットとなる頃には、川へ遡上する準備に入り、捕食行動を辞めていることが多いそうです。

沖に居た頃の鮭は、まだ捕食行動が盛んな個体も多いのだとか。

だとすると、何故鮭は釣れるのか?

ある人は鮭の周りでチョロチョロする浮きルアーへの「威嚇行動」だと表現します。

またある人、は若干でも残っている「餌に対する捕食の本能」でアタックしてくると言います。

理由は定かではありませんが、鮭が接岸している時点で本来は餌を食べないことは事実。だから、鮭が跳ねたからといっても必ずしもルアーに「食いに来る」ことはないのです。

後日書こうと思いますが、先日、鮭の跳ねに踊らされ、痛い目にあいました😢

それはさておき、跳ねを発見し、鮭の存在を確認。

ポイントでキャストを開始します。

ここも手前側は海藻が生い茂っていますが、当時は満潮だったため、足元までルアーをリトリーブ(巻いてくる)ことができました。

ルアーフィッシングの基本は、「足元まで丁寧に探ること。」

1投目を丁寧に足元まで探った後の2投目。

メッチャ沖でヒット(笑)足元関係ありませんでした。

久々の鮭の引き!ドンドンこっちに来ます!

途中少し走られましたが、昔の鮭釣りのタックルと今のタックルでは性能が違いすぎて結構簡単に釣れちゃいました。

僕の使っているリールはサステイン4000XG。

シマノの「クイックレスポンスシリーズ」の一機種で、耐久性・感度・その他機能がバランスよく搭載されていて、それでいて3万円くらいで買えてしまう!(高い!)

20代の頃はとんでもなく貧乏だったので、どこぞで購入した数千円のシーバスロッドに、5,000円未満のシャリシャリリール、ラインは4号のナイロン。

寄せるのもタモに入れるのもドキドキでしたが、あれから12年。

少しは釣りの腕も上がり、タックルのスペックは比べ物にならず。

あっという間に鮭は先輩のタモ入れでキャッチすることに成功。

それでも久々の鮭に、感動。

ポイントに、タモ入れしてくれた先輩に、鮭釣りを教えてくれた師匠に、鮭に感謝です。

釣れたのはブナ(婚姻色)がくっきり浮き上がったオスの鮭。

鮭はメスよりオスのほうが美味しいとのことですが(僕は違いが判らない)、次はメスが欲しくなり、先輩にお礼を告げた後、鮭は一旦放置して次のキャスト。

ちなみに、鮭は釣れた後は皆様どうしているでしょうか?

これは道南だけなのでしょうか?ちょっと残酷ですが、とにかく頭を叩いてお亡くなりになっていただきます。

鮭の歯(牙)はとても鋭く、まるで陸上の肉食獣を思わせるほど。そんな鮭の口からルアーを外す際に鮭が生きたままだと、

「その牙が手に刺さると、思いもよらないような深い傷を負うことがある。」

と教えてもらったことがあります。

また、あの大きなサイズで暴れられると、ひょっとした隙に逃げられてしまうなんてこともあり得ますね。

というわけで、残酷なようですが、やるなら自分で。

心の中でしっかりと鮭に「ありがとう」と感謝します。

そして二匹目のドジョウを狙うべく、再びキャスト開始。

そして5投も投げた頃でしょうか。またまたヒット‼

「今度はメスが欲しい!」

そう願いながらリールをゴリ巻き!

今度も先輩の鮮やかなタモ入れのおかげで、すんなりとキャッチ。

確認してみると、2匹目もオスでしたが、大満足。

12年ぶりの釣行で鮭が2匹も釣れたのだから、これは上出来にも程があります‼

さぁ、あとは3匹目を狙いつつ、適当な頃合いにブログにアップする用の写真を撮るだけ。と甘く考えていた時の事でした。

自宅まで緊急帰還命令!

適当な時間が過ぎたころ、「3匹目は釣れなそうだから、上がって鮭の写真を撮ろう。」と考えトコトコと車へ。

するとスマートフォンに着信。

詳しい事情は書けませんが、緊急帰還命令!

慌てて帰り支度をして、鮭はサイズに見合わないちょっと小さめの袋に強引に2匹詰め込んで車に押し込みます。

もう調理している暇もない(自分では調理できないので、いつも人頼みです。)ので、帰り道の途中にある職場に寄付することにしました。

というわけで、証拠の写真がありません‼釣れたのは本当なので信じてください‼

僕的には満足の釣行でしたが、ブログ的には大大大失敗な釣行となってしまいました😿

釣りブログの写真を撮るタイミングって、難しいですね。

後日、寄付した鮭は大変美味しい昼食・夕食となって皆様と一緒に頂くことができました。

自分で釣った鮭を食べるのも、本当に久しぶり。

そういえば昔、釣って帰った鮭を家に持って帰って、母にさばき方を教えてもらいながら三枚おろしにしたら、「骨に身が付きすぎ!」と怒られたっけ。

母が亡くなってもう7年になりますが、そういえば母とも鮭釣りに行ったっけなぁ~。なんて、ちょっと涙が出そうになりました。

うちは家族全員、というか、親戚も釣りを趣味にしている人が多くて、僕にとって釣りは、大人も子供も平等に楽しめる大切な遊びでした。

今は僕も新しく家族を持ち、以前のように「みんなで釣りに行く。」なんてことはできなくなりましたが、あの時の釣りの楽しさ、釣りだけじゃなくみんなで楽しい時間を過ごしているという実感は、僕の子供にも体験させてあげたいと思っています。

でも、あんまりのめり込みすぎると、危険も多いし、お金もかかるし、何より大人になって結婚してからが大変になるかも!?しれないので、子供には「楽しい趣味の一つ」くらいに抑えてもらいたいです😅

そして、鮭が釣れたことに味を占めて、また鮭釣りに行こうと企てたのですが、後日、前述させていただいた通り、痛い目に合うのでした。

鮭釣りの洗礼ですね。

その様子は、また後日記事にさせていただきます。