釣りにおける「外道」。
それは、釣りのターゲットである本命の魚ではない、「意図せず釣れてしまった魚」。
本命を狙うためにルアーを選択してキャストし、レンジを合わせ、アクションを工夫する。
それでも、本命だけが釣れるわけではないのが釣り。自然相手ですからね。
今回は、そんな外道にフォーカスしています。
逆にすがすがしいですよ、ここまで意外性がある外道だと、えぇ。
朝マズメ中潮下げ狙い。ベイト多め。条件最高。
外道その① ホシザメ。
中潮で朝イチのベイト多めって、ヒラメ狙うなら90点ってところでしょうか。
しかも風無し波無し濁り無し。
やや明るくなる午前3時30分頃からスタートしたのですが、イワシが水面でピシャピシャしているのも確認できます。
まさにヒラメを釣ってくださいっていう、申し分ない状況でした。
薄暗い時間からスタートする時は、
ぶっ飛び君か、かっ飛び棒のどちらかを使います。
薄暗いうちは、スローリトリーブでもしっかりアクションしてくれて、ヒラメにアピールできるルアーが効果を発揮してくれる、と考えて使ってます。
今回は、フィーリングでぶっ飛び君を選びました。
去年と同じく、1時間程ボトム付近をストップ&ゴーで探っていきますが、ノーバイト。
「おかしい、ベイトが上にいるなら底付近のストップ&ゴーで探ってもだめかも。」
と思い、表層をトレースしながら手前5mまで来たところで「ズンッ!」とヒット!
最初の引きは弱かったものの、徐々に引きが強くなっていく!
が、何となくファイトがヒラメっぽくない…。
波打ち際まで寄ってくると、何となく細長い🤦♂️
サーフにずり上げると、
うん、でかいねぇ。60㎝以上はあったんじゃないでしょうか。
フック外すの大変でしたよ、噛まれたら嫌だし😥
こいつはホシザメでいいんでしょうか?
美味しく調理できなかったら申し訳ないですからね💦
後で調べたらわかったんですが、このホシザメ、僕は食べたことはありませんが、かなり美味しい魚のようですね。
淡白な味わいで癖が無く、色々な料理で楽しめるそうです。
もしもご興味のある方は、ホシザメを食べる目的で釣るのも良いのではないでしょうか?
でも、サメなので釣った後は気を付けてくださいね💦
外道その② 青物に次ぐファイト!茶色いいつものヤツ。
さてさて、気を取り直して、今度はルアーをサーフスレイヤーにチェンジ。
明るくなってきたので、ボトムを狙いつつも、リトリーブスピードを上げて狙っていく方針です。
さっきのホシザメをヒットさせてから20分、相変わらずベイトの回遊が良い様子。
丁寧にストップ&ゴーで探っていると、「コツン…。」とバイト!
しっかりフッキングして慎重に寄せてきます。
そして上がってきたのは、
ヨッシャー‼ 今季初のフラットフィッシュだ‼
もうこいつを釣りたくて通ってたんだぜ‼
もっとサイズアップしてくれよマジで( ;∀;)‼
体の大きさとあんま変わんねーじゃん、どんな食欲なんだよマジで⤵
と、心の中でつぶやき、優しくリリース。
でもこのソゲが釣れたってことは、ヒラメサイズも期待できる!と希望を胸にキャストすること、1時間半…。
全くのノーバイトが続き、もうダメか!とあきらめかけたその時!
ベイトが岸から30m程のところで何かに追われている様子!
これはチャンス到来‼ すかさずベイトが追われている付近にキャストすると、ひったくるようなバイト‼
鬼合わせでガッチリフッキング成功‼
いきなり強烈に走られ、明らかにフラットフィッシュではない引き!
これはまさか、青物か? と思いながらファイトしていると、経験したことのある強引な首振り。
この強烈で思い引きと首振り…。 これは、いつものアイツの可能性が高く、多少強引に寄せてきてもフックアウトすることは無かろう、と予想し、力強くリールを巻き巻き。
無事サーフに釣り上げれば、やっぱりコイツ。
でっか。 多分50㎝強のナイスサイズのアブラコ。
去年もそうだったんですが、津軽海峡でも多少根があってベイトがいれば、積極的にルアーにアタックしてくるフィッシュイーター。
毎回思うんですが、引きは青物に引けを取らず、ただファイトを楽しみたいなら、アブラコを専門に狙った方が楽しいのは間違いなし。
でも、僕の今の目的はあくまでもヒラメ。
このアブラコにも早々に海にお帰りいただきました。
サーフスレイヤー、まじでなんでも釣れますね。
でも願わくば、ヒラメを連れてきておくれよ。
前回の海アメに続き、今回も外道にしっかりと遊んでいただきました。
今回はソゲが釣れたし、いつもそうだけど、シーズンが始まってもいきなりは釣れず、少しずつ本命に近づいていくんですよね~。
次こそはヒラメをキャッチしたいな~。