正直言います。
僕はこの日の釣行前まで、とんでもなく緊張しておりました。
結果から言うと、
サクラマスは今まで経験したことのないほどの爆釣とバラシ(笑)
一生の記念になるほどの釣行となりました。
荒れ後の海は最強!
1月12日、御覧のとおり日本海側は凪。

前日までが北西風の強風、1月12日のみが奇跡的に東風となり、しかも微風。
この予報は10日間予報であらかじめわかっていたことでしたが、僕の休みがまさかこの奇跡のようなタイミングの日に当たるなんて…。
経験上、「前日まで海が荒れていて、当日の波が穏やかだと高確率で爆釣」できるのはわかっていました。
しかし、あまりにもタイミングが良すぎる!
僕は毎日天気予報を睨みつけ、12日当日までの仕事を極力早めに終わらせ、尚且つ、当日は他の予定が入らないよう、周りの方々にも、
「12日は電話が繋がりません!絶対休みます!」
と念押しし、それでもその日車で移動している時は、何等かの急な用事の連絡がこないか、ビクビクでした(笑)
しかし、実際キャストを開始すると、その緊張を吹き飛ばすほどの釣果に恵まれました!
「凪・東風・爆釣」三拍子そろった寅の沢海岸。
期待と緊張を胸に、やっと到着の寅の沢海岸。
当日は火曜日の平日で、空いていることを期待しましたが、やはり大勢の人(密になるほどではありません)。
寅の沢に到着するまえに、途中の椴川海岸にも数台の車が止まっているのが見られ、釣果に期待が持てます。
今年は例年通りの海アメ・海サクラのスタートでしたが、サクラマスの釣果情報が多いような気がします。
先日だと、一日で一人で数十本釣ったという情報もありました。
一度でいいから、そんなに釣ってみたいです。
さて、到着すると結構な雪
いつも車を止めているスペースは雪に埋もれ、僕の車だと、入ったはいいけど、二度と出てこれそうにありません。
泣く泣くスルーし、僕がいつも釣っているポイントからは少し離れた場所に駐車。
すでにそこには1台の車があり、先行者の方が何やら袋に入れております。
「あれ間違いなく、サクラでしょ。」(独り言)
遠目で見た感じでしたが、型は小さく、せいぜい40㎝くらいだったでしょうか。
今時期は型が小さいものの、数釣りが楽しめる季節です。
ドンドン期待が膨らんでいきます!
前日から準備は万端だったので、ウェーダーに履き替えてサーフに突撃。
最初にセットしたルアーは、
- エンドウクラフト ルアー メタルジグ IOカスタム タイプC 100mm 38g グリーンゴールド
この日の釣行の為に買ったルアーです。
2分後、サーフに到着。
キャスト開始!
めちゃめちゃぶっ飛びます!
IOカスタムは他の多くのジグ同様に後方重心。
しかも風はフォロー。
「気持ちいい~!」
周りに誰もいないので、独り言もOK(笑)
とにかくキャストしているだけでも面白いレベルです!
IOカスタムが波打ち際を泳ぐ姿を見たのですが、このルアーめちゃくちゃウォブリングしますね!
これは釣れるやつです
その後黙々とキャストを続けますが、5分ほどは完全沈黙。
僕は人の少ないポイントでキャストしていたので、
「もしかしたら、ポイントミスったかも…。」
と思いましたが、焦らずいつものポイント目掛け、ランガンします。
そして、ポイントに近づくといきなり!

奇麗なグリーンバックのサクラマス!
40㎝程度と、先ほどの先行者が持ち帰られていたサクラマスと同サイズ。
開始5分ほどで1匹目とは、超幸先の良いスタート!
とりあえず、サイズが小さいのでリリース。
すぐさま続けて2投目も!

これは爆釣の予感
同じようなサイズが近くで跳ねまくっています!
(ここからはずーっと同じようなサイズが釣れるので、ほとんどリリースしています。)
そして、いよいよいい感じに離岸流が発生しているポイントに到着。
離岸流に乗せるようにキャストし、ルアーを引いてきます。
しかし、怒涛の連続ヒットにはならず…。
「おかしいな~。」と思い、離岸流を外すようにキャスト。
ルアーに波のテンションがかからないようにリトリーブし、リールを2回転。
すると、

サイズダウン!
この日一番沖でヒットした魚です。
どうやら今日はミディアム以上、出来ればファーストリトリーブが良いようです。
離岸流に乗せてゆっくりリトリーブするのではなく、あえて波の抵抗を受けにくい場所に投げて、出来るだけ表層を引っ張るイメージです。
IOカスタムだと、ウォブリングが非常に強くてアピール力は申し分ないのですが、波打ち際に差し掛かった時に浮き上がり易いので、僕の中ではどちらかというと、本当に沖を攻めるタイプのジグって感じです。
ジグなので、沖を攻めるのは当たり前なんですがね
大体パターンがつかめてきたので、移動をやめて一か所で粘ってみることにしました。
すると5分後。

その1分後にも!

まだ午前11時。
開始してから1時間立っていないにもかかわらず、5本も釣れるなんて…。
人生で初です!
欲を言えば、あと10㎝サイズアップしてほしい!
これは欲張りすぎ(笑)
このサイズでも十分に楽しめます。
その後ちょっとだけ違う攻め方もしてみたいな~と思い、軽くリフト&フォールをすると、

45㎝くらいの、丸々と太ったアメマス。
今日のアメマスはこれ1匹のみでした。
その後、少し反応が鈍くなってきたました。
それと同時にバラシも多くなってきて、何となく、ちょっとルアーを見切られていて、ルアーにじゃれついているような感覚。
魚のルアーに対する反応を変えるため、ルアーチェンジ。
変更したルアーは、
- メジャークラフト ジグパラ サーフ ライブベイト 35g ライブサバ(ケイムラ)
ルアーチェンジして1投目、表層ファーストリトリーブで、

更に連続ヒット!

それから数投目、

ルアーチェンジが功を奏したと思われます!
ジグパラサーフ35gは、サイズ的にはこの時期捕食しているイワシに比べると若干小さいのですが、このライブベイトシリーズはカラーも模様も非常にリアルで、更にブレードのフラッシングもサケマス系統の反射を促す効果も期待でき、1個持っていると非常に心強いです。
これでまた爆釣開始か とも思われましたが、その後30分ほどは沈黙。
そこで今度もルアーチェンジ。
- マルシン漁具 直伝ジグ 40g ピンク
ルアーチェンジして10分後、

元気が良くて暴れまわっているので、画像がブレブレです
その後も直伝ジグでも釣れそうだったのですが、リトリーブした感じが、何となく波をつかみすぎているような感じで、もうちょっと軽い感覚でリトリーブしたかったので、更にルアーチェンジ。
IOカスタムに戻して数投目。

その10分後、

大体午後1時。
このころから段々と反応が薄くなってきました。
ルアーを見切られないように、また少しずつ移動しながらキャストしていきます。
先ほど釣れた場所から20メートル程移動し、

飽きられないようにルアーチェンジし、少し移動。
- ドラッグジグ 28g ピンク
変更後、30分ほど粘って

30分に1匹程度が釣れているので、いつもより十分釣れているのですが、午前中にかなり反応が良かったせいで、まるで釣れてないような感覚になっています。
贅沢な悩みです!
次のキャッチできたのはこの40分後。

段々と釣り上げる感覚が長くなっていたので、ここで秘蔵のルアーを投入。
秘蔵のルアーとは、
「ドラッグジグに、ジグパラサーフのブレードを無理やりくっつける。」
です。
これが思いのほか「反応」は良かった!
反応は良かったけど、ミスバイトがえらい多い
ブレードが邪魔してフッキングできないのか、そもそも魚がじゃれているだけなのか、とにかくもどかしいくらいバラしました
ミスバイトを重ねつつ、ようやく釣り上げたのがこちら。

すぐまた後に、

結局この魚がサクラマスではこの日最後となりました。
ホッケはこの後も少し釣れましたが、写真はナシです。
午後4時までの釣行でしたが、サクラマスは合計16匹、アメマスは1匹、ホッケ5匹で終了。
ここまでサクラマスが釣れたのは、人生でも初めて!
完全に運が味方した釣行となりました!
自宅へ持ち帰った分を自分で捌く!
今回釣ったサクラマス16匹のうち、3匹は自宅へ持ち帰ることにしました。
ちょっとリリースできそうにない、リリース失敗の個体を持ち帰りました。
リリースについても反省していかないといけませんね。

撮影のため、きれいに洗いました。
魚を自分で捌くのは、3回目。
今度こそ失敗しないように、しんちょうに捌いていきます。
そして捌いて身をラップに包んだのがこちら!

途中経過の写真は撮り忘れました
サイズは小さかったのですが、3匹分ということで、結構な量が取れました!
でもさすがにこれだけの量を自宅で食べるには多すぎるので、6切れを残して、他は配ることに。
3匹捌くのにかかった時間は50分ほど。
前回2匹捌くよりも早くなっている!
というのも、実はとある料理人の方から包丁をいただき、それを使って捌いたのですが、まぁよく切れること!
サクサク切れる包丁を使うと、本当に楽ですね!
調理は腕も大事ですが、道具も大事ってことですね。
今度お小遣いで包丁を買うことにします。
今回捌いた3匹は、後日嫁にちゃんちゃん焼きにしてもらいました。

今度は料理の写真も勉強します(笑)
写真の腕はイマイチですが、料理の味は最高!
また嫁に作ってもらえるよう、次回は50オーバーのサクラマスを持ち帰れれるように頑張ります
今回の釣行を振り返って。
ミスバイトとバラシは多数。
多分しっかり釣り上げた倍くらいの数はバラしてます(笑)
この辺が、僕がヘタクソな理由ですね。
全部しっかりフッキングできていれば、倍くらい釣果に違いはあったと思います。
そして、今回の釣行で釣れた場所が、離岸流直撃ではなく、離岸流から少し離れ、潮が割とゆっくり流れているポイント。
離岸流からあまり離れすぎていても釣れず、でも離岸流のど真ん中に投げてもそれほど釣果が伸びず。
僕が今まで経験した中では、ちょっと意外な感じでした。
「波が高い日は、より穏やかな場所。」
「波が穏やかな日は、少しでも潮が効いていたり、波がある場所を探る。」
これが僕の中ではセオリーでしたが、このパターンにはあてはならないような釣行でした。
やはり、サクラマスの群れやベイトの動向等により、釣れる場所も少しずつ違ってくるのでしょうね。
また、ほとんどが沖合でのヒット。
波打ち際から10メートル以内ではほとんどバイトもありませんでした。
ミノーで粘っていたら、もしかしたら釣果は少なかったかもしれません。
そして、今回の釣行では、アメマスが1匹のみ。
これは何となく予想できていました。
アメマスを釣りたいなら、あえて波の高い日を選んで釣りをしたほうが効率は良さそうです。
僕は今年の目標として、人生初のアメマス70cmオーバーを狙っているので、今後はあえて波の高い日の釣行もお伝えしていきます。
本日のタックル
- リール:シマノ サステイン 4000XG
ロッド:シマノ エンカウンター S106ML
ライン:シマノ PITBULL8 200m 1.5号