12月18日、この日もロックフィッシュを狙うべく、道南の南茅部地区へ車を走らせます。
前回はかなり良い内容だったので、今回も期待して出発します。
南茅部方面はまだまだロック最盛期。
前回の釣行でアブラコの数釣りができたので、まだまだ季節的には十分釣れると判断し、いざ南茅部地区へ出発。
当日はちょっと用事もあった為、午前中はそこそこに、午後から本格的に釣りをする予定でした。
意気揚々と出発するも、途中大ブレーキ。
この日はちょっと所用で、午前中は到着後に30分ほど釣りをして、その後用事を足したのちに釣りをしようと算段しておりました。
「到着が10時くらいで、40分くらい釣りして、そのあと用事足したら丁度昼くらいかな?」
「ご飯食べたらまた速攻釣りしよう。」
と車を走らせながら考えていると、峠に差し掛かる頃に何やら検問?みたいな感じで警察の方が一台ずつに何やら説明しておりました。
そして自分の番がやってきて、ちょっとドキドキしておりましたら、
「この先のトンネル内で車両から煙が発生しており、通行止めになっています。」
「…。」
これはタイムロス😅
大きく迂回することとなってしまい、午前中の釣行時間は無くなってしまいました。
そんなこんなで午前中は用事を足し、お昼ご飯を食べてからの釣行となってしまいました。
まだまだロックフィッシュは熱い‼
お昼はコンビニで買ったあんかけ焼きそば。
なかなか美味しいですね♪
体をしっかりと温めてから釣行スタート。
今回は午後からの釣行という事であまり時間もないため、アクセスが簡単な漁港メインです。
スタートは臼尻漁港。
前回デカいカジカが釣れたので、今回もカジカ狙いです。
セットしたのは、
- シンカー:FUJIWARA エコシンカーナツメ 2号
- ガルプ!ソルトウォーター ホッグ 3インチ カモ
時間もなかったことと、ちょっとアブラコも視野に入っていたので、いきなり必殺のガルプ!です(笑)
風はフォロー。
シンカー2号でも気持ちよくキャストできます。
漁港中央に目掛け、ひっくり、そして、あまり上げすぎないリフト&フォールを繰り返します。
1投目は反応なく、2投目。
丁度手前に停泊している小型漁船のそばまで来た時です。
「コツッ、コツッ」とついばむようなバイトあり。
これは、デカいカジカ来ちゃったかも( ´艸`)
とほくそ笑んで5秒ほど置いてから思いっきり合わせます。
「オリャーッ!」と独り言を呟きながらロッドをあおると、思いのほか重い!
めちゃめちゃ首を振ります。
完全にアブラコです!
小型漁船のそばで掛かったものですから、漁船にラインがこすれ、しかも漁船の向こう側までラインが出されてしまいました😅
ここまで大物がかかることを想定していなかったので、ドラグはゆるゆる。
想定外の大物に慌ててドラグを締め、ぐんぐん寄せてきます。
そしてキャッチしたのはこちら。
46㎝の大きめサイズ。
おそらく船から海底に延ばされていたロープについていた個体でしょう。
しかし残念ながら針を思いっきり奥まで飲んでいたため、針を外す際に出血が多く、リリースができなかったため、持ち帰りました。
これは幸先がいいぞ!と期待を胸に続投しますが、その後このポイントでは反応がなく、ミニカジカは無限に遊んでくれます。
大きくても15㎝程。
船揚げ場に近い浅い場所に、古びた網?が沈んでいて、その下から小さなカジカたちがヒョロッと出てきて楽しいです。
臼尻漁港で十分遊んだのと、このポイントではこれ以上続かなそうなので、次は川汲漁港へ移動することとしました。
河口に近いエリアでもカジカ不在も…。
川汲漁港は漁港左岸に川汲川が流れており、ゴロタや海藻がとても豊富でロックフィッシュ、特にカジカがよく釣れる漁港です。
河口に近いポイントは、カニやエビ、小魚等のベイトも豊富でロックフィッシュ狙いには最適のポイント。
僕もカジカが釣れることに期待を寄せていたのですが、結論から言うと、カジカは不在でした。
数年前から、南茅部でカジカがあまり釣れない状況が続いていて、今年もミニカジカは沢山いるのですが、ある程度のカジカがなかなか釣れない。
やっぱり釣られているのでしょうか?それとも、海水温が高いせいで岸寄りが遅れているのでしょうか。
いずれにしても、カジカ大好きな僕にとっては悲しい状況です。
しかし、そんなカジカとは逆に元気なのがアブラコ。
川汲漁港に到着し、臼尻漁港からつけっぱなしのガルプを投入した1投目、というか、足元で巨大なアブラコがガルプ目掛けて突進してくるではありませんか!
そして一気にガルプを吸い込みます。
すかさず鬼合わせ!
さすが巨大なアブラコ、引きが違います。
水面を「ボガンッ!バシャンッ!」と暴れまわり、抵抗します。
とてもじゃないけどロッドを持って抜き上げることができなそうなので、ラインをもって抜き上げます。
そろりそろりと上がってきたのは…、
49㎝のアブラコ。
あと1㎝で50オーバー!悔しい!
実はこちらも奥までガルプを吸い込んでいたために出血が多く、持ち帰ることになってしまいました。
後で書きますが、家に持って帰った後、釣った2匹は残念な結果となってしまいました😿
そこから続くかと思いましたが、やはり臼尻漁港と同じく、ノーバイトで終了。
数釣りは難しくなってきましたが、単発で大物が漁港から狙えるなら、通う価値はありそうですね👍
持ち帰ったアブラコはお刺身で食べたい!が、しかし‼
釣れた2匹は丸々と太っていて、脂ものっていそう。
「これはお刺身で食べたらうまいに違いない!」
「前回釣ったアブラコも、痩せていたけど新鮮でコリッコリの食感だったので、この日釣れたアブラコはもっとうまいはず!」
そう思いながら岐路につきました。
僕は魚をさばくことはほとんどなく、しかし、せっかく持って帰ることになったからには今度こそ自分で捌こうと決心。
家に到着してから早速YouTubeでアブラコの捌き方を見て、準備に取り掛かります。
しかし、動画と違ったのが、包丁。
「うちの包丁全然切れねぇ…。」
まずアブラコの皮が切れないのです。
この時初めて、切れない包丁を使うと料理がうまくいかないという事を勉強しました。
そして身を切るときも、包丁が切れないので切るときに身を潰してしまいます。
きっと上手い人なら皮も身も、もっとキレイに処理できるのでしょうが、なんせこの素人の僕には、どうやったって、天地がひっくり返っても上手くできるわけがありません。
それでも何とか三枚おろしの状態まで辿り着きました。
そして皮をひき終わった時に、アブラコの異変に気付きました。
「すんげぇ虫がいる…。」
これは記事には載せませんが、おびただしい数の寄生虫。
しかも2匹とも。
一気にやる気も食欲も失せました。
ここまで1時間頑張りましたが、「本当にごめんなさい‼」とアブラコにお詫びし、廃棄することにしました。
昔なら、南茅部で釣れたアブラコや根魚に虫が入ることはないと言われていたのですが、最近は虫が入ることもしばしばあるそうです。
海水が暖かいせいもあるという事は聞いていましたが…。
しかし自分がそんな個体にあたってしまうとは思ってもいませんでした。
でも、これで僕に「調理」というジャンルに興味がわきました。
今後釣れた魚は、絶対に自分で捌いて、そして絶対に美味しく食べてみたいと思います。
調理の工程や出来上がった料理の写真もアップしていきます!
今回のヒットルアー。
軽めのシンカーとホッグ系のガルプって、最強の組み合わせ👍
ただ、飛距離が出ないので、どうしても遠投したい時は、シンカーを4~6号くらいまであげてもいいかもしれないですね。
ただ、この2号のシンカーのフォールスピードが良いんですよね~✨
カジカを狙う際に、結構重めのシンカーでボトムをゴツゴツガンガン探るっていうタクティクスもあるみたいですが、フォールスピードが遅いことでフォール時間を長く保ち、同時にアピール時間もそれに伴って長くなる。
これが僕のセオリーとなっています。
だって、どうせカジカって遠投してもそんなに釣れないんですよね。
どっちかって言うと、岸近くや船揚げ場付近にかたまっていることが多いので、シンカーも2号くらいがおススメです。
1.5号もおススメなんですが、軽すぎるとライントラブルが増えたり、ボトムに届いているのか判断しにくくなるので、初めは2号からが良いと思いますよ‼