1月19日、この日は日本海が大荒れ。
ものすごく行きたいけど、行ったら絶対に後悔するヤツです。
釣り人なら一度くらい、
「行ってみたら、意外とそこだけ晴れてるかも⁉」
とか、
「現場は案外波が穏やかかも⁉」
と考えて、大荒れの日に釣りに行ったことがあるのではないでしょうか(笑)
でも僕は経験だけは豊富なので、過去に何回も痛い目にあっているから日本海には行きませんでした。
そのかわり、ここ最近新聞の紙面さえもに賑わせている津軽海峡方面へ海サクラを狙いに行くことにしました。
結果はタイトルの通り、ボウズです‼
釣れないのは慣れてます、津軽海峡。
前述の通り、日本海が大荒れのため、この日は最近好調の噂が多い津軽海峡方面に車を走らせます。
今年はどういうわけか、1月から知内・木古内方面でサクラマスが釣れているとの情報が早々に入りました。
例年であれば、津軽海峡方面は3月末くらいからサクラマスが釣れだすのですが、今年は違うようです。
ですが、10日くらい前までは小さいながらもかなり結構釣れているとの情報が入っていましたが、最近はちょっと良い情報が入らなくなっていました。
でもでも、
「行ってみたら意外と釣れるかも⁉」
という、「今日釣れないフラグ」が立っちゃっているのに気づかずに、やる気満々で出発してしまいました😅
家を出て木古内町に近づくにつれて、雪の多さにビックリ!
聞いてはいましたが、車道と歩道の間に、人の背丈ほどの雪の山が並んでいます。
この雪山の陰から人が飛び出してきても回避は難しそうですね。
僕が海峡方面でヒラメを狙う時に車を停めているポイントも、雪が積もりすぎていて停めることができませんでした。
午前9時半。
とりあえず大きな駐車場があるポイントまで車を走らせると、そこにはすでに7~8台程のアングラーの車がズラリ。
みんな日本海が大荒れでなので、海峡方面に流れてきているのでしょうか。
車から降りると、2名のアングラーがサーフから帰ってきました。
手には何も持っておらず、釣れていない感満載…。
そしてサーフまでの道のりは、
結構な雪。
積雪は高いところだと80㎝くらいはありそうです。
しかしアングラーの皆様がしっかり踏みしめた雪の細道ができており、簡単にサーフに立つことができました✌
サーフにはすでに10名くらいの方がいらっしゃいました。
皆様のお邪魔にならないように、少し離れた誰もいないポイントでキャスト開始!
ご覧の通り、べた凪。
木古内町~知内方面は北西風がフォローとなり、ルアーがよく飛びます。
最初にセットしたルアーは、
- 直伝ジグ 28g グリーン
風がフォローなので、軽い力でも勢いよく飛んでくれます。
着水後すぐにリトリーブを開始。
津軽海峡は見た目は穏やかなのですが、潮の流れは結構早く、離岸流や沖を流れる潮にルアーが乗ると、かなりの引き抵抗を味わえます。
この日の潮の流れもなかなかのものでした。
潮に乗せてスローリトリーブしてみたり、時々ジャーク&フォールを織り交ぜながら攻めますが、なんの生命反応も得られません。
もう少しアピール力が欲しいと思い、ルアーチェンジ。
ちょっとブレードが錆びているのには目をつぶってキャスト続行!
津軽海峡は水が澄んでいるので、波打ち際でルアーのスイミングチェックもできます。
良い感じでウォブリングしてます。
ジグパラサーフは、このブレードを外すと更に派手なウォブリングになるそうなのですが、外して釣れた試しはありません(笑)
付けてたほうが良いと思います!
ルアーチェンジしてからも同様に、スローリトリーブからジャーク&フォール、ファーストリトリーブも混ぜながら攻めます。
しかし、釣れない!
周りの方々にも魚の反応はなさそうです。
しばらくして時間を確認。
午前11時。
実のところ、僕は津軽海峡との「相性」が非常に悪く、サクラマスを釣ったのは2回のみ。
その他の魚もあまり釣ったことがありません。(あまり通っていないということもありますが。)
多分これ以上粘っても寒いだけと判断し、2時間半の短時間釣行で終了。
他にやりたいこともあったので、早上がりです。
釣具店でウレタンコートを購入し、久々の「ドブ漬け」。
ウレタンコートのドブ漬け準備。
今季は久々に海トラウトに傾倒しているのですが、ルアーを使用しているとどうしても発生する問題があります。
それは、
「ルアーの塗装がハゲル」問題。
どんなにルアーのパッケージ裏に「塗装が剥げにくい!」と書いてあったとしても、使っているうちにほとんどのルアーが100%ハゲます。
僕なんかはハゲても大丈夫なんですが(禿げてはいません)、やっぱり高いお金を出して新品のルアーを買ったのなら、大事に使いたいですよね。
そこで、僕みたいな素人が簡単にルアーの塗装をハゲにくくする方法が、ウレタンコートの「ドブ漬け」です。
ウレタンコートを施す時に、溶液の入っている容器にルアーを直接入れてコーティング溶液にルアー全体を浸すことを「ドブ漬け」と呼んでいます。
そしてこのウレタンコートをドブ漬けして乾燥・硬化させることで、ルアーの表面がコーティングされ、岩や砂利への衝突による傷や塗装の剥離防止と、綺麗な光沢を出すことが期待できます。
ということで、津軽海峡釣行の帰り道、釣り具コーナーがあるホームセンターに寄り、買ってきましたウレタンコート!
こちらは一液ウレタンコートと呼ばれるの溶液で、一般的に「ドブ漬け」といえばこの一液ウレタンコートを使用したコーティングとなります。
昔はお金がなかったので(今もありません)、買ってきたルアーが破損したり、塗装が剥げたり、フックで傷つくのを防ぐ意味で良くウレタンコートでコーティングしていました。
懐かしー!
個人的に、ジグやジグミノー系はウレタンコートを施すのですが、何故かミノーに限り、
「逆に傷がついてからが釣れる!」
と思い込んでいます(笑)
なので、今回もコーティングするのはジグオンリー。
準備としては、
- ウレタンコート液に浸したルアーを乾燥させるための場所を確保する。
- ドブ漬けしたいルアーにリアフック(ルアーのお尻についているフック)が付いている場合は、スプリットリングと一緒に外す。
- ドブ漬けするルアーを吊るして乾燥させるため、ルアーの頭側に吊るして干せるように何らかのフック等を装着。
- ウレタンコート液にドブ漬けしたルアーから液が滴るので、室内で乾燥させる場合は、下に敷く新聞紙を準備。
- アイ(フックを装着するリング)に固着したウレタンコートに穴をあけるため、先のとがった金属(釘、千枚通し等)を準備。
- ルアーを中性洗剤などで洗って乾かす。
こんなところでしょうか。
下にもう少し詳しく解説した記事を載せました。
ルアーを乾燥させる場所
①の乾燥させる場所ですが、ウレタンコート液は非常に科学的な香り(シンナーのような臭い)がしますので、人が普段立ち入らない場所を選んだほうがベストです。
僕の家の場合だと、家の中に人が入らない場所はなく、万が一子供が触ってしまうことも心配されたので、物置の中に干すことにしました。
リアフックとスプリットリングは必ず外す
②のリアフックとスプリットリングは、付いている場合は必ず外してください。
リアフックとリングが付いている状態でドブ漬けする人はいないと思いますが、やってしまうとフックもスプリットリングもコーティングされてしまい、大変なことになります(笑)
時々フロント側にアシストフックが付いているものもありますが、それについては付いていても大丈夫です(後で解説します)。
吊るして干せるようなフック等を装着
③の引っ掛けられるフックですが、これは人それぞれ様々な工夫がなされています。
紙を束ねるクリップを使用する方もいれば、針金をS字フックのように曲げて工夫される方もいらっしゃるようです。
僕の場合は、フロントのアイにフックを装着し、吊るせるようにしています(結構面倒です)。
理由は、クリップとか針金とかを用意するのが面倒くさいからです(笑)
新聞紙を用意する
そして④。これが人によっては一番重要かもしれません。
滴ったウレタンコート液が床に落ちたりした場合、前述の通り、とっても臭いますし、気づかずに放置すると、そこだけコーティングされてしまいます😢
なので、室内作業の場合は、床に滴らないように新聞紙は必ず用意してください。
屋外でも地面に垂らしたくない方は、何らかの処置が必要です。
奥様にもとても怒られます!
汚れても良いような箱の中で乾燥させる方法もありますので、今後チャレンジする機会がありましたら、写真をアップしてみます。
アイに固着したウレタンコートに穴をあける金属を準備する
⑤のアイに固着したウレタンコートに穴をあける金属ですが、これは本当にコーティング液が固まってからで大丈夫です。
ウレタンコートは一旦固まってしまうと、結構丈夫です。
ドブ漬けはリアかフロントのアイも一緒にドブ漬けされてしまうため、固まってしまったウレタンコートに穴をあける作業が必要となります。
なるべくなら細い千枚通しのようなものがおススメですが、ない場合は、ルアーにあらかじめ装着されていたフックで貫通させるという方法もあります(あまりおススメしません)。
ルアーを洗って乾かす
⑥の洗剤等で洗って乾かす手順ですが、僕はやったりやらなかったりです。
表面に油分や汚れが付着していると、硬化した後のコーティング剤が剥げやすいらしいのですが、どのくらい違いがあるのかは試したことはありません。
ですが、今回は新品のジグのコーティングという事もあり、洗ってみました!
剥げないといいな~。
ウレタンコートでコーティングしたいジグ。
ウレタンコートと一緒に、こちらのジグも買ってきました。
前回の釣行でIOカスタムは大活躍してくれました。
今回はその色違いという事でピンクシェルを購入。
シェルバージョンは他よりも400円程高かったです。
今回は手持ちの全てのジグにコーティングを施す予定でしたが、一先ず当日買ってきたこちら3個のジグを最初にやってみることとします。
いよいよドブ漬け開始!
さぁ、いよいよドブ漬け開始です!
といっても、特段難しいことは何もありません。
前述した準備とウレタンコートとルアーがあれば、とっても簡単です。
まずは干す場所を確保します。
これは絶対に最初に確認しておきましょう!
僕は今回の乾燥場所は、物置の中。
という事は、作業は本来屋外でやるべきなのですが、とっても寒かったので室内でやることにします😅
なので、室内に簡易的に干せる場所を確保。
次に、フロント側にフックを装着したジグを準備します。
ここで僕個人的なこだわり。
「ドブ漬けしたいルアーは、必ずフロントを上にして干す!」
です。
これは釣りをする場所や、ジグが前方重心か後方重心かにもよると思います。
サーフで釣りをしている場合、特に波の荒い日に海アメ・海サクラを狙っているとよく起きるのですが、波打ち際までリトリーブしたルアーがサーフに上がる時、スッと竿先を上げてルアーを空中に引き寄せて回収できれば問題ないのですが、波打ち際で波にルアーが持ち上げられ、そのままサーフに叩きつけられるシーンがごく稀にあります。
また、波打ち際のサーフのかけ上がりの上部にジグのリア部分が擦ってしまうことも起こり得ます。
そうなると、フロント部分はロッドの操作で上に持ち上げられるのですが、リア部分のダメージが免れないケースがあります。
僕の手持ちのジグのダメージは、大部分が下半分(リア部分)に集中しています。
そこで、ウレタンコートはルアーのリア部分にやや厚みを持たせたいのですが、ここでフロント側を下にして干してしまうと、ウレタンコートは液体なので、乾燥中に下に向かって垂れてしまい、当然フロント側が厚くなってしまい、本来十分な厚みを持たせたいリア側は薄いコーティングとなってしまいます。
ですので、ウレタンコートを施す際は、必ずリアを下にして干しています。
これは僕のこだわりなので、参考程度にしていただけるとありがたいです。
さぁ、いよいよウレタンコートの蓋を開けます!
「ウァオッシ!」
かなりのシンナー臭!久しぶりなので強烈です!
蓋を回し開けると、もう一つ内蓋がありましたが、それでも臭ってきます。
しかし、いつまでもこの状態では進みませんので、内蓋も開け、いよいよドブ漬けです。
フロント側に装着したフックを持って、ウレタンコート液の中に静かに素早く降ろしていきます。
ここでポイントが一つ。
「なるべく静かに、泡立てないようにルアーを液の中に降ろし、その後素早く静かに抜き上げて液を容器の中に滴らせないようにする。」
です。
肝は「気泡」が入らないようにすることと、ムラにならないようにすること。
ジャブジャブっと漬けてしまうと、気泡が入ってしまい、綺麗に仕上がりません。
また、気泡が入っている分、強度も落ちます。
ルアーを引き上げる際に液が滴りますが、これがウレタンコートの容器の中に滴ると、滴った衝撃で気泡が混じり、次回使用する際にルアーに気泡入りのコート液が付着してしまう可能性があります。
また、液は容器の外側、特に蓋の溝部分には絶対に付かないように気を付けてください。
溝に付着してしまうと、蓋をした後に乾燥してしまい、開かなくなってしまうこともあります。
せっかく買ってまだたくさん残っているのに、蓋が開かなければ宝の持ち腐れです。
さて、ドブ漬けを素早く済ませ、間に合わせの乾燥場所に干します。
こんな感じです。真ん中と右側のジグパラジェットはアシストフックが始めからついていたので、それを利用して吊るしています。
左のIOカスタムはフロント側にフックを装着して吊るしています。
あとは半日ほど干して硬化し、リアのアイに固着したウレタンコートに穴をあければ完成です。
乾燥時間は温度と湿度によりますので、季節や室温に合わせてお使いください。
ウレタンコートのメリットとデメリット
一液ウレタンコートを使用したウレタンコートを施すことにより得られるメリットとデメリットをまとめてみました。
ウレタンコートのメリット
ウレタンコートを施したルアーは、コーティングが破損しない限りは、岩や砂利に多少接触してもルアーに傷がつかず、塗装が剥げる可能性は低いです。
岩場や玉砂利の多い場所でルアーを使用する際は、コーティングがルアーを守ってくれます。
より強固にルアーを保護したい場合は、ウレタンコートのドブ漬けを2回、3回と重ねて繰り返すと良いでしょう。
新品のルアーの破損や塗装の剥げの防止の他にも、すでに破損していたり、塗装が剥げているルアーに対して、これ以上の破損防止の意味でも使用できます。
また、アングラー自身がオリジナルで塗装を施す際のコーティングにも使用できます。
そしてなんと言っても、新品のルアーにコーティングを施すと、ツヤッツヤになってテンションが上がります!(笑)
やっぱりツヤッツヤになったルアーは早く使ってみたいし、釣りへの意欲も向上します!
艶が出たルアーを眺めているだけでも楽しいので、是非やってみて頂きたいです。
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ウレタンコートのデメリット
ウレタンコートを施したら、絶対にコーティングが剥げない、という事はありません。
厚塗りしても、強烈な衝撃が加われば剥離する可能性はあります。
ウレタンコートが剥離した場合、ルアーのもともとの塗装の大部分がコーティング剤に付着してしまい、大きく剥がれてしまうことがあります。
小さな衝撃では剥がれにくいからといって乱暴に扱っていると、いつの間にか塗装が全部なくなっている!なんてこともあります。
あくまでも、
「通常のシーンで砂利や岩に少しこすれた時に、ルアーの塗装を守る。」
くらいに抑えておいたほうが良いでしょう。
そして、ウレタンコートを重ねて厚く塗りすぎると、ルアーの泳ぎを阻害する恐れがあります。
僕の場合は、大体2回くらいのコーティングで止めています。
調子に乗ってコーティングしすぎると、マジで泳ぎが悪い方向に変わります(笑)
また、ドブ漬けの作業中にも注意が必要です。
ドブ漬けが終わったら、出来るだけすぐにウレタンコート容器の蓋を閉めましょう。
今回使用した一液ウレタンコートは、ドブ漬けが簡単ではあるものの、その後の管理が非常に難しい液体。
一液ウレタンコートは一旦空気(空気中の水分)に触れると、どんどん硬化が始まります。
ドブ漬けしたルアーはもちろん、蓋を開けたウレタンコート液も同様です。
この類の商品は結構な確率で、まだ残っているにも関わらず、中身が硬化してしまうか、蓋が開かなくなってしまって使い物にならなくなるケースがあります。
そのため、色々なサイトを見ると、容器内のウレタンコートの粘度が増してきたら、薄め液で薄めてくださいとか、薄め液で蓋の溝を拭いてから蓋をするとか、皆様取り扱いになかなか苦戦している様子が伺えます。
とりあえず、このウレタンコートの取り扱いで最も基本となるのが、
「素早く静かに開封し、出来るだけ早めに蓋をする。そして、なるべく早めに使い切る!」
です。
ですが、ここで大きな問題が一つ。
ドブ漬けは容器に直接ルアーを浸す、とても簡単なコーティング方法なのですが、コーティング液の量が減ると、ルアー全体を浸せなくなってしまう点です。
これは薄め液を足して調整が可能なのかもしれませんが、薄め液で薄めてしまっては効果のほどはいかがなのでしょうか?
少なくなってきた場合は、筆で直接ルアーに塗るなどして使用するしかないのでしょうか?
実は僕は、途中で硬化して使えなくなってしまうパターンが多いです😅
そもそもこれを使い切るほどジグを持っていませんし、そもそもジグはあまりロストしないので、買い替えることもあまりありません。
結局余っちゃうんですよね~。
今年は久々に海アメ・海サクラに熱中しているせいもあり、ルアーを新調する機会が多かったのでウレタンコートにチャレンジしてみましたが、今後、ウレタンコートよりもルアーを保護する良い方法があったら、そちらをチャレンジしてみたいと思います。
コーティング作業は楽しい!
メリットのところでもお伝えしましたが、艶が出たルアーは見ているだけでもワクワクしてきます!
ドブ漬けの乾燥中も綺麗に仕上がるのが楽しみです!
僕は釣りの準備にあまり手間をかけたくないタイプ。
ドブ漬けやコーティングもこだわればまだまだより強固に、綺麗に仕上げられる方法があるそうですが、いつもこんな感じでゆるくやってます。
皆様も大切に使ってみたいルアーがありましたら、一度試してみて光沢や強度を実感してみてはいかがでしょうか。
でもウレタンコートの臭いや乾燥場所等、ご家族がいらっしゃる場合は気を配らなくてはならない点もありますので、十分にご配慮の上やってみてください!